高校生の頃 暇を見つけては吉祥寺のロック喫茶にたむろしていました
今はもうない「赤毛とそばかす」「Be-Bap」そして幻のライブハウス「OZ」
紅茶一杯で何時間も音楽に身を委ねながら いつかこの不思議な感覚を絵や漫画で表現できた
らと思っていました
昨年「Apples/アップルズ」(復刊ドットコム社)を上梓し その原画展を「Cafe Zenon」
で開催することが決まった帰りの中央線で突然それを思い出したのです
若い頃の自分との小さな約束を果たせたような気持ちになれました
私のこの幸せが少しでも多くの方たちに届くことを願って_
ひろき真冬